白い斑点が歯にできたら?

アスカちゃん 6才 前歯に白い斑点ができているのにお母さんが気づき、お母さんと一緒に歯医者さんへ来ることになりました。

アスカちゃんは歯磨き指導をしてもらってから自分で行っています。

しかし白い斑点は実は初期虫歯の証拠。歯磨きをしているのにどうしていけばいいのでしょうか?

Dr
アスカちゃん、こんにちは
アスカ
こんにちは
Dr
今日は前歯の白い斑点が気になるとのことですね
母
はい、歯磨きをしても落ちないんですよね
Dr
分かりました、まず診てみましょう。アスカちゃん、お口の中見せてね
アスカ
あーん
Dr
どれどれ、、、そうですね、歯に白い斑点ができていますね
母
これってもしかして虫歯ですか?
Dr
そうですね、虫歯です
アスカ
えーっ、虫歯あるの?
Dr

とはいっても、これはまだ虫歯になりかけですね。

まずしっかりと磨けていれば、これ以上進みませんよ

アスカ
虫歯だけど歯磨きだけでいいの?
母
どういう事でしょうか?
Dr

まず、この白い斑点を『ホワイトスポットまたは白濁』と言います。

多くが虫歯の初期症状ですが、他に遺伝や歯の形成時期の栄養不足、幼少期に受けた外傷によるものが挙げられます。

遺伝であれば全体的に症状が出てくる可能性があるのですが、症状はこの歯だけであること、ぶつけたり記憶がなければまず外傷ではないので、虫歯と考えていいでしょうね

母
学校健診では虫歯とは言われませんでしたけど・・・
Dr

お母さん、要注意に○がついていますよね、これはまさに虫歯になりかけの歯があるという事なんです。

健診で要注意がある場合は、他にも虫歯があるかもしれないので来てくださいね

母
わかりました。
Dr

アスカちゃんのように歯の生え変わり時期は歯が磨きにくくなったり、そこに歯が生えていない事に気づかず磨けていない事があります。

定期的に来ていただいて、プラークチェックさせていただいて、その時期に合った歯磨き指導をさせてください

母
そうですね、虫歯になると大変ですからね
Dr
よろしくお願いします
アスカ
ねーねー、歯磨きだけでなんでいいの?

前は虫歯ができたら削らないとダメって先生が言ってたよ?

Dr

よく覚えてたね、アスカちゃん

それじゃあ、なんで歯磨きが大事なのかお話するよ、よく聞いててね

アスカ
うん
Dr

まずなんで虫歯ができてしまうのかお話するね

食事やお菓子を食べるたびにお口の中がむし歯になりやすい環境になってしまうんだ。歯の表面が溶けていくんだね。これを脱灰というんだよ

image1 image2
アスカ
ふーん
Dr

だけど、唾液がお口の中をむし歯にならないように働いてくれる(再石灰化)んだよ。

この再石灰化をする時間がとれないと虫歯になっていくんだね。

虫歯がなりやすい状態になっていますよ、って知らせているのが白い斑点なんだ。

フッ素により歯の再石灰化を促すことで治療せずにできるから、普段からフッ素入りの歯磨き粉を使って歯を磨く事が虫歯に進ませないポイントになるよ

アスカ
じゃあ、しっかりと磨けば虫歯にはならないんだね
Dr
そうだね、先生とお母さんの三人でしっかりと磨いていこう
アスカ
うん
母
アスカ、頑張りましょうね
アスカ
うん
母
前歯の状態、原因、治療の必要がまだないという事はわかりました。

ただこの斑点が消えるのでしょうか?

Dr
一度、白濁してしまうと、元には戻りません。このままになってしまいます。元に戻らないので昔はこれも虫歯とカウントしていたのですが、今は経過を追っていくという形が一般的です
母
斑点を消すとなるとどういった治療になりますか?
Dr

軽度であれば、虫歯と同じ治療が一般的です。削って詰める治療ですね。

樹脂状の詰め物は 歯を削る量が少ないため、負担が少なくて済みます。

行うとすれば、こちらになりますね。

あと、白濁が大きくければ治療方法としてはラミネートべニアというセラミックの薄い素材を貼り付ける 治療があります。

ラミネートべニアはセラミックのため素材自体の変色は少なく、歯の色だけではなく形も整える事が出来ます。

アスカちゃんはそこまでの必要はないですので、こういった治療もあるという事だけ知っておいてください。

まずは歯磨きをしっかりと行っていきましょう

母
わかりました

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